チャンスは突然やってくる

私は、シングルで、3人のこどもがいます。振り返って、子育てはほんとうに楽しく、それでいて、やらなくちゃいけないことに日々追われる毎日でした。みなさんもそんな日常ではないでしょうか。朝起き、身支度するまもなく、朝食を作る。子供たちを送り出して、車で走りながら化粧し、出勤。書類づくりに、営業、打ち合わせ、営業みたいな毎日でいつもバタバタ。仕事終われば、洗濯、夕食、お風呂、服を干して畳んでしているうちに深夜。これの繰り返しでした。
 子供の成長はうれしくて、仕事も大変ではあったものの、日々充実もしていました。けれども、ずっと頭の隅にあったのは、「やりたいこと」より「やらなければならないこと」が人生を占めていること。私というよりも、「私という機械」が毎日動いている感じがありました。あんまり考えない方がずっと気持ちよく機械のように「やらなければならないこと」ができる。
そんな日々を変えたいなと思っていた時に、ふと思いついたのが学生服のリユースでした。私には子供達が3人もいるので、学生服代も3倍かかります。体操服も靴もカバンも。。だから、成長期の子供たちにあわせて学生服を自由に買ってもやれないし、買うためにはもっと「やらなければならないこと」を必死にやらないといけない。ああ、またこの繰り返しかと思いました。
だから、今思えば、さくらやを立ち上げたときの気持ちを思い出すと、自然と、「やらなければならない毎日」には戻りたくなかった。私のやりたいことを主人公にできるような毎日に変えたい。そんなふうに思ってことを思い出します。

続けられることの大事さ

やりたいことを日々の主役に取り戻すことは、簡単なようで簡単ではありません。特にビジネスでは「はじめる」勇気も大事なことですが、「続けられる」ように仕組みを作ることが大事です。私のところに、ボランティアやNPOの人たちが多く相談に来られますが、多くの悩みが「続けられない」ことです。もっとわかりやすくいえば、続けるだけの資金を得られないことから始まっています。つまり、いいこともビジネスとしてきちんと形にならなければ、続けていくことができないのです。そのために、さくらやでは、初めての人でもさくらやのビジネスがわかるように、学生服を回収できるボックスをおくところから始められる「さくらやフレンド」の仕組みを作りました。これなら、人々が目にする場所に設置さえすれば、販売をさくらや本部が行うことで、ビジネスに参加することができます。こういった練習機会を提供することで、事業への参加のハードルが下がり、事業を理解するきっかけになると考えているからです。
そして何よりも地域活動ができることは普段からどうにかならないのか?とギモンに感じていることでもフレンドの活動からカタチにする術を学ぶことができ実践できるようになります。

「自信」と「逃げてもいい」を
与えてくれる存在

また、さくらやが大事にしている地域活動ですが、これも「いいことを続けられる」ためにやっていることです。 事業を始めていくと、1人では解決できないことがたくさん出てきます。そして、自分の事業が誰かのために役立っているという目的を感じにくくなってくることもあります。さくらやの事業は、地域を応援する中で、自分自身がやっていることが地域のみなさんの役に立っているという目的を日々思い出してくれます。それが、事業をやる「自信」につながります。いいことをして、それが事業になり、事業がうまくいくことで、自分も周りの地域の人も幸せになる。逆に、自分たちが困っている時に、互いを支える存在になっている=パートナーになれば、必ず私たちのことを応援してくれる。そして、悩んだときの頼れる逃げ場所にもなってくれると思うのです。私だって、全然強くない、本当に弱気になる時があります。だれだって、強くはないです。だからこそ、元気なときに、違いを支え合う関係に地域となる。だから、地域活動もさくらやの大事なこと。それが「さくらやパートナー」という名前に込めた想いです。

1人では得られない幸せのために

今回は、こんな長い文章を読んでいただいてありがとうございます。
 さくらやパートナーになってくれる人には、ぜったいに知ってもらいたい、共感してほしい部分を書いてみました。
 私たちは、いつもは1人の喜びを追いかけてしまう弱い存在かもしれません。しかし、弱い存在だからこそ、元気な時に支え合う気持ちや仕組みができていれば、きっと昔の私のような「やらないといけないことに追われる日常」に陥ることはありません。
 1人では得られない幸せのために、私たち「さくらや」は学生服リユースを通じ、そして地域を応援する活動をとおして、生み出していきたい。「やりたいことでいっぱいの日常」を私たちのまわりに、そしてみなさんの周りに作り、幸せのおすそ分けができる地域を作ることで、幸せな人生を送れる人を増やしたい。そのためにも日本中のみなさんの地域に「さくらや」が広がることを願ってやみません。

<こんな人は向いています>

  • 「これだ!」という直感で動ける人
  • 「これやりたい!」の直感に正直な人
  • いつも新しいことを学ぼうと思う人
  • すぐに幸せが手に入ると思わない人
  • 幸せのために考え続け動ける人
  • 地域の課題に敏感な人
  • 自分も困った経験がある人

<こんな人は向いています>

  • 「これだ!」という直感で動ける人
  • 「これやりたい!」の直感に正直な人
  • いつも新しいことを学ぼうと思う人
  • すぐに幸せが手に入ると思わない人
  • 幸せのために考え続け動ける人
  • 地域の課題に敏感な人
  • 自分も困った経験がある人
特定非営利活動法人 学生服リユース協会
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