「さくらや」との出会い
「学生服リユースShopさくらや」は2011年、香川県高松市のシングルマザー(現 代表)が立ち上げた制服や学用品のリユース事業です。
大阪府の東部にある交野(かたの)市在住、小学校高学年と高校受験真っ最中の2人の子どもがいるわたしと「さくらや」との出会いを。
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昨年4月、谷口たかひささんと久本和明さんの呼び掛けで「ゼロ・ウェイストのまち」徳島県勝浦郡の上勝(かみかつ)町へ視察に行く機会がありました。徳島市から山奥へ車で1時間でほどの小さな町。5年ほど前、カフェに置いてあった雑誌で上勝町が特集されていたのを読み、クラフトビールのブルワリーもある!いつか行ってみたい!といつも心のかたすみに置いていました。(ビール大好きなので)
ゼロ・ウェイスト。zero waist…ゴミを出さない。1400人に満たない町民が、ゼロ・ウェイストセンターのステーションに自らゴミを持ち込み、43分別(!)します。なんと町にはゴミ収集車が存在しません。
↓センター併設のおしゃれなカフェのような佇まいの「くるくるショップ」。
置いてあるもの全て持ち帰り自由。自分で重さをはかりノートに記入しさえすればOK。わが子も喜んで宝物探しをし玩具を持ち帰らせてもらいました。
↓町にあるサステナブル・ブルワリー「RISE & WIN Brewing Co.」で作られる上勝ビール。仲間とおいしいビールを飲みながら、自然や環境について話をして気づきを得ることのできる仕掛けもありました。
※ご興味あるかたは是非一度上勝町へ!
↓はミシマ社「ちゃぶ台 12」特集:捨てない、できるだけ…上勝町について詳しく掲載されています。
わが町に戻ってから、上勝町をヒントに何か取り入れていけないか?といろいろ考えてみました。ゴミの回収やリサイクルは市や市民団体、自治会などでしてもらえている。もう少し、その循環を広げたい。
↓地域の仲間で「0円バザー」を何度か開催してみました。0円でも物品を提供してくれる方々、タダでいいんですか?!と喜んで持ち帰る方々。好評でしたが、地域有志(ボランティア)で運営することの難しさや限界も感じられました。
そのほかもいろいろアイデアは出るものの、どうしても「場所」と「人」の壁が立ちはだかります。どうしたものか。
昨年夏、学生時代の友人に会いに行ったときのこと。SNSで繋がっているのでお互いの近況はだいたい把握していて「上勝町どうだった?」と聞かれ話をしているなかで、その友人が住む地域には「さくらや」という制服リユースのお店があり、安くで買えて助かってる!と教えてもらいました。
帰宅して「さくらや」を検索。既に全国に約60店舗があること、さくらや代表の想い・活動についてHPやブログで読んでいくうちに「この事業をわたし、交野でやりたい…!」という気持ちがむくむくと湧いてきました。
(続)