必要が不要か考えてみる
先日の流通科学大学での講義では、学生たちに「学生服は必要か?」と問いかけました。
これは私が講演でいつも行っていることで、正解も不正解もなく、大事なことは何かを考えるきっかけになると思っています。
学生服や体操服には、子どもたちにとっても保護者にとってもメリットやデメリットがあります。
例えば、学生服を着ることで、学校の一体感や規律が高まるというメリットがある一方で、学生服は個性や自由を制限するというデメリットもあります。
保護者にとっては、学生服は経済的な負担や手入れの手間がかかるデメリットがある一方で、子どもたちの服装に悩まなくて済むというメリットもあります。
では最初に書いた「あたりまえのことを考えるきっかけに」とは何でしょうか?
それは必要か不要かを考える上で、入学=学生服を買わなければいけないという固定観念を捨てて、どうして学生服の着用が必要なのかを考えることだと思います。
貧困問題や環境課題の観点からも、学生服は社会問題の背景に関わっているものだと考えられます。

学園都市駅前の花壇